住宅建築は途中で必ず追加費用が必要が発生する
ハウスメーカーで住宅を建築する際には、マイホームができるまでの流れでも紹介したように、事前に営業マンと打ち合わせをして概算の見積書が作成されます。
ただし、その予算というのは後の詳細設計を決めていく段階などで必ず変更され、追加料金が必要になってくるものです。
本当はおかしい事なのですが、営業マンに予算を伝えると必ずその金額いっぱいの見積もりが上がってくるものなのです。
もし、自分が本当に考えている予算が3,000万円くらいなら、15%〜20%くらいは割り引いて「予算は2,500万円くらいを考えています。」と伝えましょう。
そうする事で、途中での設計変更や追加費用にも予算内で対応する事ができます。こういう曖昧というか厳密に考えるとおかしな所が多々あるのがハウスメーカー、建築業界なのです。
こういう知識を事前に持って交渉に臨むだけでも、交渉を自分のペースで進める事ができます。
もう1つ、予算で営業マンのペースに巻き込まれないためのコツがあります。これも知っておくと便利なので覚えておいて下さい。
自分の「こだわり」「譲れない部分」を明確に伝える
家族みんなの夢が詰まった二世帯住宅やマイホームを建築するわけですから、それぞれに「こだわり」「絶対に譲れない部分」というのがあるはずです。
例えば、広い浴室が欲しい、少し大きめの車を屋根付きで駐車できるスペースが欲しいなど。
こういうこだわりがある場合には、できるだけ早い段階で営業マンにその事をしっかりと伝えておきましょう。
各ハウスメーカーでは、コスト削減のために、一般的に最も使われるサイズ、素材などを標準化しており、その標準から逸脱するようなものを使う場合には、どうしても割高になってしまいます。
それを後々の段階になって伝えると、予算が数百万円というスケールで上乗せされることになります。
それを避けるために、標準規格から外れそうな、絶対に譲れないこだわりの部分は早く伝えておく事が重要なのです。
営業マン・設計士・建築士・インテリアコーディネーターなどは、その割高になってしまう部分の金額も含めて全体の予算を考える必要性に迫られるため、後で追加料金などが発生してしまう事を避ける事ができます。